スペインの「準ユニコーン」Multiverse Computingが無料の圧縮AIモデルをリリース

TechCrunch
スペインのスタートアップMultiverse Computingは、量子コンピューティングに触発された技術を用いた無料の圧縮AIモデルHyperNova 60B 2602をリリースしました。

概要

スペインのスタートアップであるMultiverse Computingは、量子コンピューティングに触発された圧縮技術CompactifAIを用いて、大規模言語モデルのサイズ問題を解決しようとしています。同社は本日、Hugging FaceでHyperNova 60Bモデルの新しい無料バージョンであるHyperNova 60B 2602を開発者向けに公開しました。この更新版モデルは、その元となったモデル(OpenAIのgpt-oss-120B)の約半分のサイズ(32GB)でありながら、同等の性能と精度を誇り、メモリ使用量とレイテンシの削減、さらにツール呼び出しとエージェントコーディングのサポート強化を実現しています。

Multiverseは、IberdrolaやBoschなどのエンタープライズ顧客を抱え、米国勢力に対抗するヨーロッパのAI企業としての地位を確立しています。同社は現在、15億ユーロ以上の評価額で5億ユーロの新規資金調達ラウンドを実施中であると噂されており、これが確認されれば「準ユニコーン」となります。Multiverseは、スペインの地域政府や技術機関からの支援も受けています。

(出典:TechCrunch)