RTX Sparkと過ごした1週間:Nvidiaの新型ノートPCを使って分かったことのすべて

The Verge
The Vergeの記者3人がNvidia RTX SparkノートPC5台を1週間テスト。高速だが高価で発熱が大きく、バッテリー消費も激しい。

概要

NvidiaのRTX Spark N1Xプロセッサは、20個のCPUコアと6,144個のCUDAコアを備えたArmベースのSoCで、Asus、HP、Lenovo、Microsoftの高性能ノートPCに搭載されている。The Vergeの記者3人が5台のマシンを1週間テストした。価格はHP OmniBook Ultraの3,199.99ドルからAsus ProArt P16の6,999.99ドルまで幅広い。Windows on Armでは日常的なアプリはほぼ問題なく動作し、ゲームも中設定とDLSSパフォーマンスモードで意外なほど快適に動くが、Helldivers 2やStar Wars Zero CompanyのようなCPU依存のタイトルは苦戦する。バッテリー持ちは平凡で、Asus P16では実作業で約5~6時間、AIやゲームの高負荷時はさらに短い。ローカルAIはまだ開発者向けのベータ的な体験で、プライバシー面は有利だが遅く、発熱し、クラウドモデルにしばしば劣る。ハードウェア自体はキーボード、ハプティックトラックパッド、OLED画面、筐体の質感など概ね優秀だが、発熱と騒音が大きく、価格も非常に高い。

AppleのMシリーズチップと比べると、RTX Sparkは独立GPUなしで強力なグラフィックス性能を実現するが、CPU性能はAppleのスーパーコアに及ばず、マルチコアでは低価格なM6 Mac Miniと同程度にとどまる。総評としては、初世代として印象的でWindows on Armのゲームやクリエイティブ作業を後押しするが、価格、発熱、騒音の面で全面的には推薦しにくい。今後はより安価でゲーム向けのN1や、CPU性能を高めた次世代に期待が寄せられている。

(出典:The Verge)