Moonshot AIの17歳Kimi K3共著者Chen Guangyu氏、Jeff Dean氏のDiscovery Loopへ

Vector Wire
Moonshot AIのKimi K3モデル中核技術の共著者である17歳のChen Guangyu氏が、Jeff Dean氏のスタートアップDiscovery Loopに加わったと報じられた。

概要

17歳のAI研究者Chen Guangyu氏は、Moonshot AIの2.8兆パラメータモデルKimi K3の中核アーキテクチャ技術「Attention Residuals」の共著者である。同氏は10月15日、XでMoonshot AIを離れることを発表し、16歳で採用したDu Yulun氏をはじめ同僚に感謝した。ベイエリアへ向かうと述べたが、次の雇用先は明かさなかった。AI人材の動きを追跡するSNSアカウントApper Grokを引用したものを含む複数の報道が、行き先をDiscovery Loopと特定した。10月21日時点でChen氏は公に確認しておらず、Discovery Loopは個別の人事についてコメントを拒否した。

Moonshot AIでは、Chen氏はZhang Yu氏、Su Jianlin氏とともに論文「Attention Residuals」の共同筆頭著者だった。同氏はMoonshot AI主催の中学生向けAIハッカソンへの参加を機に業界の注目を集めた。退社発表後、Anthropicのスケーラブル強化学習責任者Sholto Douglas氏がサンフランシスコでの協働を公に誘ったが、Chen氏は断り、後にAnthropicに入るという噂も否定した。

Discovery Loopは8月、元Google研究者のJeff Dean氏、Sanjay Ghemawat氏、Quoc Le氏、Oriol Vinyals氏によって設立され、AIによる科学・工学研究の自動化を目指している。Dean氏はこれをAIの再帰的自己改善の取り組みに似ていると述べた。製品は未投入だが、約500億ドルの目標評価額で資金調達を模索していると報じられている。一方、Moonshot AIは香港証券取引所上場を準備しており、最大50億ドルの調達を目指していると報じられている。確認されれば、この移籍は米中がAI人材を激しく争う中で、中国で育った若手研究者が米国のフロンティアラボへ移る注目すべき事例となり、製品投入前から大規模な実務経験を持つ研究者を求めるDiscovery Loopの意欲を示す。

(出典:Vector Wire)